出産は人生に一度きりの大切な瞬間ですが、予期しないハプニングが起こることも少なくありません。いざ陣痛が始まった時にパニックにならないためにも、事前にどのようなトラブルが起こりやすいのかを知っておき、対応策を考えておくことが重要です。
今回は、出産経験者の体験談をもとに、「お産が始まる前に知っておきたい10のハプニングとその対処法」をご紹介します。いざという時の備えに役立つこと間違いなしです!
1. 予定日より早い陣痛の開始
お産が予定日よりも早く始まることは珍しくなく、特に妊娠36週以降は出産に備えた準備が必要です。急な陣痛に備え、あらかじめ入院準備を整えておくことが大切ですが、実際のところ「まだ大丈夫」と思っているうちに陣痛が始まるケースが多く見られます。
体験談: 「予定日まで余裕があると思っていたら、まさかの2週間前に陣痛が!入院バッグも準備しておらず、焦りながら荷物を詰めましたが、いろいろなものを忘れて大変でした。」
対処法: 陣痛がいつ始まっても慌てないように、妊娠36週頃には入院準備を完了させておきましょう。入院バッグは玄関や目につきやすい場所に置いておくと、いざという時にも手早く持ち出せます。また、必需品をまとめたチェックリストを用意し、パートナーや家族とも情報を共有しておくと安心です。
2. 夜間や早朝の陣痛
次に多いトラブルは、夜間や早朝に陣痛が始まるケースです。特に深夜の急な陣痛は不安が大きくなりがちで、タクシーが捕まらなかったり、家族が寝ていて連絡が取れないなどの事態に陥りやすくなります。また、夜間の運転は疲労感や視界の問題から交通トラブルを招くことも。
体験談: 「深夜2時に陣痛が始まり、慌ててタクシーを呼びましたが、対応可能な車が少なく、病院に到着するまでにとても不安でした。」
対処法: お産が近づいたら、24時間対応のタクシー会社や「陣痛タクシー」の連絡先をスマホに登録しておくと良いでしょう。また、夜間に備えて、パートナーや家族に事前に連絡方法や移動手段について相談しておくことも大切です。パートナーの仕事の都合が合わない場合、代わりにサポートできる友人や親族の協力を頼んでおくと安心です。
3. 破水から始まるお産
お産は必ずしも陣痛から始まるとは限りません。中には、突然の破水でパニックになってしまう人もいます。破水があると感染予防が必要で、適切な対応が求められます。また、外出先や寝ている時に破水すると、より慌ててしまうことが多いです。
体験談: 「家事をしていた時に突然破水し、驚いて何をしていいのか分からなくなりました。病院に電話したら、すぐに来るように言われ、バスタオルを持って車に乗り込みました。」
対処法: 破水があった場合、清潔なタオルやナプキンで対処し、速やかに病院に連絡しましょう。破水後の感染リスクを避けるため、入浴やシャワーを控え、できるだけ体を安静に保ちます。外出時には、緊急用のナプキンやタオルを持ち歩くと安心です。
4. 病院への連絡がつかない
出産する病院が24時間対応でない場合、いざ陣痛が始まった際に電話がつながらず不安になることも。夜間の対応番号が異なる病院もあるため、事前に確認しておくことが重要です。
体験談: 「夜に陣痛が始まったので病院に電話したのですが、電話が全然つながらなくて不安でした。後で分かったのですが、夜間は別の緊急番号にかける必要があったようです。」
対処法: 産院の緊急連絡先は、通常の診療時間用と夜間・休日用で異なることがあるため、電話番号は複数メモしておきましょう。母子手帳やスマホ、入院バッグなど、複数の場所に記載しておくと安心です。
5. 交通渋滞で病院に遅れる
通勤時間帯などは特に渋滞が発生しやすく、想定よりも移動に時間がかかるケースも。事前に複数のルートを確認し、病院までの最適なルートを調べておくと安心です。
体験談: 「通勤ラッシュの時間帯に陣痛が始まり、病院に着くまでにいつもの倍以上の時間がかかってしまいました。」
対処法: 事前に病院までの複数のルートを確認し、渋滞情報が分かるアプリをダウンロードしておきましょう。また、陣痛が始まったら早めに移動を開始し、交通状況によって最適なルートを選べるようにしておくと良いでしょう。
6. 予想外の早産
出産が予想よりも早まることは、母子ともにリスクを伴います。早産の兆候を見逃さないためには、事前に兆候を知り、すぐに対応できるよう備えておくことが大切です。
体験談: 「まだ34週で、まさかの早産。赤ちゃんがNICUに入院することになり、不安でいっぱいでしたが、無事に健康な状態で退院できました。」
対処法: 早産のリスクを把握し、お腹の張りや出血がある場合はすぐに医療機関に相談しましょう。産院のNICU(新生児集中治療室)についても確認しておくと、いざという時に安心です。
7. 立ち会い出産が間に合わない
立ち会いを希望していても、パートナーや家族が間に合わないこともあります。特に急なお産では間に合わないこともあるため、事前にサポートの役割分担をしておくと良いでしょう。
体験談: 「夫が出張中に陣痛が来て、急遽一人で出産することに。助産師さんがサポートしてくれて心強かったです。」
対処法: 立ち会い希望者にはあらかじめ連絡方法や対応を話し合っておき、緊急時のサポートメンバーも決めておくと良いです。家族の他に信頼できる友人にもお願いしておくことで、より安心できます。
8. 入院時の持ち物の不足
必要なものを忘れてしまうと、不便さから入院生活が一層大変になることもあります。特に入院が長引く場合には、追加で持ち物が必要になることも。
体験談: 「入院中に忘れた物が多く、夫に持ってきてもらうのが大変でした。リストを作っておくべきでした。」
対処法: 入院に必要な持ち物リストを事前に作成し、家族と確認しておきましょう。特に母乳パッド、赤ちゃんの服、おむつなどの消耗品は多めに用意すると安心です。
9. 上の子の預け先が決まっていない
二人目、三人目以降の出産では、上の子の預け先も重要です。緊急時に預けられる場所が決まっていないと、不安が増します。
体験談: 「急に陣痛が来てしまい、上の子をどこに預けるか決めておらず、友人にお願いすることに。事前に計画しておくべきでした。」
対処法: 家族や信頼できる友人と、上の子の緊急時の預け先について話し合っておきましょう。また、地域のファミリーサポートセンターやベビーシッターサービスを利用するのも一案です。
10. 病院の駐車場が満車
病院に到着したものの駐車場が満車で、別の駐車場を探すことに時間がかかってしまうケースも。特に都心部や小規模な病院では、駐車場の確保が難しいこともあります。
体験談: 「病院の駐車場が満車で、結局有料の駐車場に止める羽目に。陣痛中で歩くのが辛かったです。」
対処法: 事前に病院周辺の駐車場の位置や利用時間、料金などを調べておくと、緊急時にもスムーズに対応できます。
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